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米国:バーモント州、化石燃料企業に気候変動費用の負担を求める法律を制定
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- 2024-05-30
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- 北米
- エネルギー一般・政策
バーモント州は2024年5月30日、気候変動の影響による損害を化石燃料企業に補償させる法律「Climate Superfund Act」を制定した。本法律は、1995~2024年に温室効果ガスの排出がもたらした損失を評価したうえで、同期間に10億t以上のCO2を排出した化石燃料の生産および精製企業を対象とし、州が費用を回収することを認めるものとなっている。回収した資金は、気候変動を起因とした災害の復興や、気候変動に適応するための州のプログラムに充てられる。なお、共和党のフィル・スコット州知事は、本法案に署名はしないものの、成立を認める形をとった。同氏は、将来的な石油大手との法廷闘争を見据え、短・長期的なコストおよび結果について懸念を示す一方、「気候変動の影響を緩和するための資金を求める意向は理解している」と述べている。
