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英国:政府統計、1990~2022年に経済成長を維持しながらGHG50%削減

2024-02-06
  • 欧州
  • 環境・再エネ

エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)は2024年2月6日、英国の温室効果ガス(GHG)の排出削減状況に関する2022年の統計資料を発表した。これによると、英国は1990年から2022年にかけ、経済成長率79%を達成しながらGHG排出量を50%削減した。石炭火力の減少と再エネの増加が主な要因としている。DESNZは、この排出削減のペースは先進国(G7)の中で最も早く、国内法で定める目標値を大きく上回っていることから、(2023年9月のスナク首相の発表の通り)国民負担を軽減する、より現実的な政策を執りながら今後も排出削減していくことが可能であるとした。なお、英国ではGHGの排出削減目標として5年間ごとに排出量の上限枠を設ける「カーボン・バジェット」を導入しており、今回の発表で2018~2022年の排出枠(目安として2020年までに1990年比37%削減する目標)が達成されたことが示された。2008~2012年と2013~2017年に続く3期連続達成となる。次の期間である2023~2027年では、2025年までに同51%減を目安とした設定となっており、2022年時点でこれに近い削減状況となった。その後は2030年までに同57%減、2035年までに同78%減という設定になっている。