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ベラルーシ・ロシア:ベラルーシのSF、2032年から再処理のためロシアへ搬出

2023-12-20
  • 欧州
  • 原子力

ベラルーシのカランケビッチエネルギー大臣は2023年12月20日、同国のベラルシアン原子力発電所(VVER-1200、120万kW×2)で発生した使用済燃料(SF)は、2032年から再処理のためにロシアに輸送され始めると述べた。SFは同発電所の貯蔵プールに8~10年間保管後、ロシア国営原子力企業ロスアトムの子会社TVELにより専用キャスクに入れられ、再処理のためにロシアへ鉄道で輸送されるという。ロシアに到着したSFは、残留熱と放射能を減らすために約20年間保管され、再処理で発生する放射性廃棄物は、2050年代にロシアからベラルーシに返還が開始される予定。2023年2月に設立されたベラルーシ放射性廃棄物管理機構は同年10月、TVELと放射性廃棄物の最終処分のインフラ構築と開発、人材育成などに関する長期協力協定を締結。同機構は現在、2030年までの一部運開を目指す国立放射性廃棄物貯蔵施設の建設場所を選定中だという。