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ブラジル:ルーラ大統領の訪中、新たなエネルギー協力協定に調印
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- 2023-04-15
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- 中南米
- 環境・再エネ
エネルギー情報サイトは2023年4月15日、ブラジル・ルーラ大統領が中国・習近平国家主席との会談で中国を訪問し、政府間および企業レベルでのいくつかのエネルギー協力協定を締結したことと報じた。同年3月末にもエネルギー関連だけで20案件が締結されており、今回の締結はそれに続くもので、両国間での投資や貿易が促進されるものと見られている。関係筋によると、中国政府は国家電網などの大手事業者を通じて電力投資を今後も継続するだけでなく、ブラジル産原油にも関心を寄せているとした。ブラジルのエネルギー専門家は、ブラジルは太陽光発電や電気自動車などで技術ノウハウを交換する機会を必要とし、ブラジルからはエタノールやバイオ燃料の技術を輸出することができるとしている。協定には、ブラジル鉱山・エネルギー省(MME)と国家電力投資集団有限公司(SPIC)の間でアマゾン地域での小規模再エネ開発の協力、北東部セアラー州とSPICとの間で洋上風力やグリーン水素の開発に関わる実現可能性調整などが含まれる。なお、ブラジル経済社会開発銀行(BNDED)と中国の国家開発銀行(CDB)は同日、石油・ガス、エネルギー分野などを対象としたプロジェクトへの資金提供を目的とした、最大13億ドル(長期8億ドル、短期5億ドル)規模の与信枠の設定を調印した。
