海外電気事業短信

英国:英国と欧州大陸を結ぶ国際連系線の送電量が月間最高の26億kWhを記録

2023-01-30
  • 欧州
  • 電気事業一般・経営

英国の送電系統運用事業者National Gridは2023年1月30日、同社が保有する5つの国際連系線による送電量が同年1月1日から同29日までで月間最高となる26億kWh(前年同期比12%増、前々年同期比39%増)に達したことを明らかにした。同連系線はフランス、ベルギー、オランダ、ノルウェーとそれぞれ連系されており、そのうちフランスとの連系線のひとつIFAは2021年9月に発生した火災事故以降、送電量を制限していたが、2023年1月27日に通常運用に復帰した。現在の総送電設備容量は640万kWであり、さらに、現在、英国とデンマークを結ぶ連系線Viking Link(140万kW、2023年末運開予定)が建設中である。2023年1月2日には英国内の電力供給の19%を国際連系線による電力が占めるなどその重要性は高まっており、同社のManaging DirectorであるNicola Medalova氏は「我々の国際連系線は英国のエネルギーシステムをより安定的なものにし、需要や供給の急変への対応に役立っている。ゼロカーボン経済への移行に伴い、この冬に見られたような近隣諸国との協力関係はますます重要になる」と述べている。