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米国:Avangrid社、洋上風力PPA価格の再交渉が難航

2022-10-20
  • 北米
  • 電気事業一般・経営

Iberdrolaの米国子会社Avangridは2022年10月20日、同社が計画しているマサチューセッツ沖の洋上風力発電事業Commonwealth Offshore Wind Project(1,232MW)のPPA契約について、電力会社との価格再交渉のため、審査手続きを1カ月延期するようマサチューセッツ州公益事業局(DPU)に要請したが、DPUは2022年11月4日、これを却下した。同プロジェクトについて、Avangridはロシアのウクライナ侵攻による鋼材価格の上昇などにより、プロジェクトの採算性が悪化していることを訴えたが、DPUは規定された審査スケジュールを変更する権限はなく、手続きを遅延させることはできないとした。PPAはニューイングランドの電力会社3社(Eversource Energy、National Grid PLC、Unitil Corp)と締結したものであり、初年度が47.68ドル/MWh、20年目には76.22ドル/MWhに上昇する内容。なお、売電先電力会社3社は価格交渉を拒否していた。