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ハンガリー:電力生産と貯蔵能力向上のため最大160億ユーロを投資

2022-09-06
  • 欧州
  • 原子力

2022年8月22日付の現地報道によると、デンマークの首都コペンハーゲンが2025年までの脱炭素化目標を断念することになった。2009年より、コペンハーゲンは世界初のカーボンニュートラルな首都を目指し、ハンガリー技術・革新省は2022年9月6日、国内の電力生産と貯蔵能力を高めるために最大160億ユーロを投資し、ロシアからの天然ガス輸入依存を抑えることを目指すと発表した。ハンガリーはガス供給の大部分をロシアに依存しており、2021年に15年間の長期供給契約を締結している。同省は今回の発表に当たって、最終エネルギー消費量に占める天然ガスのシェアを2021年の35%から2030年には26%、2050年には15%へと減らすことを目標に掲げている。また、太陽光発電容量を2024年までに8GW、2030年までに14GWへ拡大し、2GWのパクシュ原子力発電所の寿命を20年間延長するとしている。技術・革新省のラースロー・パルコヴィッチ大臣は「電力網の整備と太陽光発電所周辺の蓄電能力は、あるべき水準に達していない」と述べ、10月にさらに詳細な計画の概要を発表する予定であると付け加えた。