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ドイツ:連立政権、2023年3月までの原子力稼働延長を検討か

2022-08-03
  • 欧州
  • エネルギー一般・政策

ドイツのショルツ首相(社民党)は2022年8月3日、同年12月末に停止予定の原子力発電所の稼働延長について「合理的である」と記者会見で発言した。稼働延長の適否は現在実施されているストレステストの結果に基づき最終的に判断される。リントナー財務大臣(自民党)は新たに燃料を調達し2024年までの稼働延長を求めてきたが、連立与党の社民党、特に緑の党は懐疑的な見解を示していた。現在政権内では燃料棒の交換を行わず今夏の出力を下げることにより2023年3月までの稼働延長を検討しているという。なお、同国では現在イザール2号機(PWR、148万5,000kW)、エムスラント(PWR、140万6,000kW)およびネッカー2号機(PWR、140万kW)の3基が運転中である。エムスラント発電所が所在するニーダーザクセン州のリース環境大臣(社民党)はインタビューで稼働延長について否定的な立場を示している。