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米国:EIA、2022年夏季の卸電力価格は2021年に比べて大幅上昇と予測

2022-06-17
  • 北米
  • 火力

米国エネルギー情報局(EIA)は2022年6月17日、2022年6~9月の夏季における卸電力価格は2021年と比べて大幅に上昇すると予測した。EIAの短期エネルギー見通し(STEO)によると、北東部(ISOニューイングランド、ニューヨークISO、PJM)の卸電力価格は2021年夏季(6~8月)の平均で約50ドル/MWhであったが、2022年夏季は平均100ドル/MWhを超えることが予想されている。また、カリフォルニア州ISO(CAISO)では平均98ドル/MWh(2021年67ドル/MWh)、テキサス州のERCOTでは平均90ドル/MWh(2021年54ドル/MWh)となる見込み。EIAは価格上昇の要因の一つとして天然ガス価格との連動を挙げている。ヘンリーハブ価格は2021年5月時点では平均2.91ドル/MMBtuであったが、2022年5月時点では平均8.14ドル/MMBtuと大幅に上昇している。EIAによると、従来は天然ガス価格が上昇した場合、石炭火力に代替されていたが、石炭火力の閉鎖が続いていること等も影響し、代替電源として期待できないことが影響していると説明している。