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米国:MISO他、2023年以降の供給力不足を予測する報告書を公表

2022-06-10
  • 北米
  • 電気事業一般・経営

ミッドコンチネントISO(MISO)とMISO加盟州組織(OMS:Organization of MISO States)は2022年6月10日、2023年から2027年までの5カ年の供給力を評価する報告書を公表した。この報告書によると、必要とされる予備力に対して2023年夏季の供給力は260万kW不足し、2027年には不足分が1,090万kWにまで拡大するおそれがある。こうした供給力不足は、2022年夏季信頼性評価と同様に、インディアナ州やイリノイ州などのMISOの北部・中部地域に限定されるとしている。MISO南部地域では必要以上の供給力が確保されているが、北部・中部地域への送電容量は190万kWに制限されている。本報告書では、供給力不足を促進する要因として、電源廃止の加速化や太陽光パネルなどのサプライチェーンの支障問題などによる新規電源の不足などを挙げている。MISOは2022年4月に、発電設備の計画外停止が発生した場合に2022年夏季の供給力が不足するとした夏季信頼性評価を公表していた。