海外電気事業短信

カナダ:オンタリオ州、州北部での新たな水力発電所の開発を探る

2022-01-20
  • 北米
  • 水力

カナダのオンタリオ州が示した2022年1月20日付のプレスリリースによれば、同州は、州が所有する発電事業者Ontario Power Generation社に対して、同州北部における新たな水力発電所の開発を検討するよう要請した。温室効果ガス削減目標の達成を目指す中、将来の供給力不足に対応する狙いがある。同州は温室効果ガスの削減目標について、2030年までに2005年比で30%の削減を目指しているが、同州環境省の予測によれば、現状の政策だけでは目標に届かない可能性があるという。また将来の供給力不足について、同州の独立系統運用機関IESOは、電化の進展で需要が増加する一方で、ピッカリング原子力発電所の閉鎖で供給力が減少するため、電源が不足すると指摘する。オンタリオ州は、カナダの中東部に位置し同国人口の約4割が居住する政治経済の中心である。2020年の同州の発電量に占める原子力発電の割合は60%と高く、次に水力発電が25%を占める。