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米国:連邦議会上院、1兆ドル規模の超党派インフラ投資法案を可決

2021-08-10
  • 北米
  • 環境・再エネ

連邦議会上院は2021年8月10日、超党派のインフラ投資法案(H.R.3684:INVEST in America Act)を賛成多数(賛成69、反対30)で可決した。同法案では、既に予算配分済みの支出に加えて、5年間で約5,500億ドルの新規支出を含む計1兆ドル規模(約110兆円)のインフラ投資が計画されている。これに新規支出分として、(1)道路・橋梁:1,100億ドル、(2)旅客・貨物鉄道:660億ドル、(3)電力系統・電力インフラ:650億ドル、(4)高速通信網:650億ドル、(5)水道:550億ドル、(6)公共交通整備:392億ドル、(7)環境修復プロジェクト:210億ドル、(8)港湾・水路:166億ドル、(9)EV充電設備:75億ドルなどが加わる。電力関連では、送電網整備支援、電力系統の信頼度・回復力の構築、クリーンエネルギー技術のための重要鉱物サプライチェーンの確保、クリーンエネルギー技術として、炭素回収・貯蔵(CCS)、直接空気回収(DAC)、水素、原子力(小型モジュール炉や新型炉など)などに資金を投じる。今後、同法案は下院で審議が行われる。