- 2021-07-22
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- 欧州
- 原子力
英国の系統運用者ナショナル・グリッドESO(NGESO)は2021年7月22日、2021年度の冬季需給想定(Winter Outlook Report)を発表した。2020年度の冬季ピーク需要想定では、新型コロナ禍による外出規制等により平年比3~4%低めの需要を予測していたが、2021年度は外出規制等が緩和される見通しから平年水準のピーク需要予測(5,950万kW)となった。供給側に関しては、ダンジネスB原子力発電所(燃料取り出し中)およびハンターストンB原子力発電所(2022年1月までに燃料取り出しに移行予定)が今冬は稼働せず、2カ所のCCGTガス火力発電所の運休も続く見通しが示された。一方、容量市場契約を有する石炭火力発電所の運転や、2021年10月からのノルウェーとの新たな連系線NSLの運開などが供給力として盛り込まれた。これらの需給予測から、2021年度の冬季予備率は7.3%と予想され、英国における系統信頼度基準の指標である予想電力不足発生時間(LOLE:Loss of Load Expectation)に換算して0.1時間とされた。
