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イタリア:第1回系統用蓄電池入札が実施、応札容量が募集量の4倍に到達
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- 2025-10-01
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- 欧州
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イタリアの送電事業者Ternaは2025年10月1日、4つの地域(中央南部、カラブリアおよび南部、シチリア、サルデーニャ)で開発される系統用蓄電池を対象とした第1回MACSE(電力貯蔵容量調達メカニズム)オークションを実施し、1,000万kWhの蓄電容量が落札されたことを発表した。Ternaは系統開発計画で採用したシナリオに基づき、MACSEオークションを通じてイタリア南部・島嶼部を中心に揚水発電を含むエネルギー貯蔵施設を合計5,000万kWh新設する意向を示している。今回落札されたプロジェクト15件は2028年までに設備の運開を義務付けられ、貯蔵容量当たりの固定プレミアムが運開後15年間提供される。Ternaは応札容量が募集量の4倍超となったほか、加重平均落札価格(1万2,959ユーロ/MWh/年)が上限価格(3万7,000ユーロ/MWh/年)を大幅に下回ったことに触れ、熾烈な競争環境であった点を強調している。
