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米国:カリフォルニア州知事、エネルギー対策法案パッケージに署名

2025-09-19
  • 北米
  • エネルギー一般・政策

カリフォルニア州のニューサム知事(民主党)は2025年9月19日、電力コストの削減、ガソリン供給の安定化、大気汚染の軽減を柱とする大規模なエネルギー対策法案パッケージに署名した。法案には温室効果ガス排出量取引制度(Cap-and-Invest)を2045年まで延長すること(AB1207)、電力会社がアクセス可能な森林火災基金を180億ドル規模で拡充すること(SB254)、隣接州との電力市場を広域的に統合する新制度の創設(AB825)などが含まれる。また、地域の石油生産を促進し、既存パイプラインの安全性確保を強化する内容など、燃料供給の安定化を図る内容も盛り込まれている。将来的には電気料金の引き下げ、ガソリン価格の安定、大気汚染対策強化が期待されるが、一方で化石燃料への依存、実施コスト、現行規制との調整の難しさも指摘されている。