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フランス:Engieが新組織の設立を発表、分離組織をEquansと命名

2021-06-30
  • 欧州
  • 火力

エネルギー大手Engieは2021年6月30日、4つのグローバルビジネスユニット(GBU)と地域プラットフォームで構成される新組織の設立を発表した。本件は同年5月に公表された戦略ロードマップに基づくものであり、グループ管理の簡素化、コア事業への集中による業績の向上、支援機能の集約による業務の効率化を目的とする。4つのGBUは、再生可能エネルギー、エネルギーソリューション、インフラ、火力・小売で構成され、それらの支援とGBU間の連携を目的とした部門として地域プラットフォームが設立される。また、分離が予定されている顧客サービス関連の事業についてはEngie内に独立組織が設立され、新たに「Equans」と命名された。また、同日付の現地経済紙はこのEquansの今後についてスケジュールは明らかではないものの、上場、同業企業への売却(フランスのBouyguesやSpieが関心を示している模様)、もしくは投資ファンドへの売却といった可能性があり、2022年初めには最終判断がなされる見通しとし、Equansの推定評価額は約50億ユーロ(約6,300億円)に上ると報じている。また、Equansの売却に関しては従業員からの反発も強く、同紙によればEngieは一定期間、株式の一部を保有し続ける可能性もあるとしている。