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ドイツ:EnBW、国内初の水素混焼ガス火力の試運転開始を発表

2025-04-11
  • 欧州
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ドイツのエネルギー大手EnBWは2025年4月11日、水素対応ガス火力への更新を進めていたStuttgart-Münster火力発電所(1908年運開、熱電併給)の試運転を開始したと発表した。今回の更新では、既存の石炭および重油焚きガスタービンに代わり、水素混焼可能なSiemens Energy製の天然ガスタービンが導入された。同社COOのPeter Heydecker氏は「2030年代半ばに予定している二度目の更新の後、十分な量の水素が供給されれば、同発電所は水素100%での専焼運転に移行する」との見通しを示した。他方、CEOのGeorg Stamatelopoulos氏はエネルギー転換に必要な発電所は市場原理だけでは成立困難と指摘。そのうえで、新連立政権に対し「発足後100日以内の政策パッケージの一環として、より多くの投資を促す制度設計が必要だ」と述べ、開発を後押しするインセンティブの強化を求めた。