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カナダ:連邦政府、新車販売の100%ゼロエミッション車化を2035年に前倒し

2021-06-29
  • 北米
  • 環境・再エネ

カナダ政府は2021年6月29日、国内で新車販売される乗用車と小型トラックを2035年までに100%ゼロエミッション車(ZEV)とする計画を発表した。従来のZEVの新車販売目標(2025年:10%、2030年:30%、2040年:100%)から期限を前倒しするとともに、目標を義務化する。アルガブラ運輸相は、国際エネルギー機関(IEA)の報告書『Net Zero by 2050』(2021年5月発表)を挙げ、「IEAの示す内燃機関車(ガソリン車やディーゼル車)の新車販売禁止目標と一致する野心的な目標。今後、ZEVの導入促進に向けて、既に実施している電気自動車(EV)への補助金6億加ドル(約540億円)の拡大のほか、充電インフラへの投資、規制変更、新規インセンティブの導入などを検討したい」と述べた。カナダの州政府レベルでは、2019年5月にブリティッシュ・コロンビア州が2040年までに内燃機関車の段階的廃止を、2020年11月にはケベック州が2035年に内燃機関車の新車販売禁止を決めている。