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ノルウェー:政府が着床式洋上風力事業の入札を断念し、浮体式事業に注力
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- 2025-02-11
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- 欧州
- エネルギー一般・政策
エネルギー情報誌は2025年2月11日、ノルウェー政府が高コストを理由に、2025年に計画していた着床式洋上風力発電事業の入札を取りやめ、今後は浮体式事業に注力すると報じた。送電事業者のStatnettが2025年に入札を予定した海域の事業コスト(送電線敷設を含む)を試算したところ、政府の支援なしでは事業化が困難で、さらに国際連系線として利用するハイブリッド送電線と呼ばれる欧州大陸市場との接続は不安定な電力価格の影響を受ける可能性がある。豊富な水力発電で安価に電力が供給されているノルウェーでは、ドイツなど他国との電力市場の連系が政治問題化している。一方で、同国周辺の海域は水深が深いため浮体式事業のポテンシャルが高く、政府は北海での石油・ガス開発の知見も活用できると判断し、今後は浮体式事業に注力する方針である。
