- 2021-06-24
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- 欧州
- 環境・再エネ
英国政府の諮問機関である気候変動委員会(CCC)は2021年6月24日、2020年における英国の気候変動対策と、今後取り組むべき対策をまとめた報告書をそれぞれ発表した。CCCによると、2020年は新型コロナ禍の影響により航空を中心に運輸部門からの排出量が大幅に減少し、英国の総排出量は前年比13%減、1990年比では48%減となった。しかし、2021年以降は排出量のリバウンドが予想されていることから、特に建物、運輸、産業、農業の脱炭素化を早急に進めるべきとしている。電力需要も新型コロナ禍により前年から約1%減少した。一方、発電量に占める再エネの割合は29%(前年は27%)と過去最高を記録、化石燃料使用の発電量が減少したことから、2020年における電力の排出原単位は前年比10%減の182gCO2/kWhとなった。CCCは、今後電力の排出原単位を2030年までに50gCO2/kWh以下、2035年までに10gCO2/kWh程度まで引き下げる必要があるとしている。
