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オーストリア:連立協議中の自由党と国民党、気候関連支出を見直し

2025-01-16
  • 欧州
  • 環境・再エネ

自由党(FPÖ)と国民党(ÖVP)は2025年1月16日、歳出削減計画の詳細を発表した。同計画はEUの財政赤字基準(GDPの3%以下)を満たすため、2025年に約63億9,000万ユーロの歳出削減をめざす。エネルギー・気候分野では、支出削減策として気候ボーナス(炭素税収入の還元制度)の廃止(19億6,000万ユーロ節減)、気候チケット(公共交通機関の利用促進によるCO2排出削減措置)の一部廃止(1億2,000万ユーロ節減)、ボイラー交換支援を含む環境補助金の20%削減(4億9,500万ユーロ節減)が含まれる。一方、収入確保策としてEVの自動車税免除を廃止(6万5,000ユーロの収入見込み)や太陽光パネルへの付加価値税(VAT)の免除廃止の前倒し(1億7,500万ユーロの収入見込み)を実施する。欧州委員会はこの計画を受け、過剰財政赤字手続き(EDP)を開始しないよう欧州理事会に勧告する予定だという。