海外電気事業短信

ドイツ:連邦政府、水素基幹系統の建設計画を承認

2024-10-22
  • 欧州
  • 環境・再エネ

ドイツ連邦経済・気候保護省は2024年10月22日、長距離ガス導管事業者団体(FNB Gas)が提出していた水素基幹系統の建設計画を承認したと発表した。これにより、水素の輸入地点、生産地点、消費地点を結ぶ基幹系統の建設・改修工事が始まることとなる。水素基幹系統は全長9,040kmで、56%が天然ガス系統からの転換、44%が新設となり、近隣諸国との国境接続ポイントは13カ所計画されている。総額189億ユーロを投じて段階的に建設・改修され、最初の水素系統は2025年に運開、2032年までの完工を目指す。この費用は、電力や天然ガスと同様に系統利用料金で賄われる予定だが、初期においては利用者が比較的少ないため利用料金には上限が設定され、多くの利用者が系統接続される後段階での収益により調整される計画である。